Mattermost 5.32
2021年2月16日にMattermost 5.32.0がリリースされました。
アップデートされた機能や更新情報についてお知らせいたします。
Mattemostの導入検討や新機能のキャッチアップにお役立てください。
1.インシデントステータスの拡張とタスクリストの一元化(CloudEdition、E20 Edition)
インシデントコラボレーションアプリケーションにて、インシデントステータスが2つから4つに拡張されました。これによりインシデントステータスの解決までの進捗状況を詳細に管理できるようになります。
- Reported(報告済み):インシデントが報告されました。担当がまだ割り当てられていません。
- Active(アクティブ):インシデントは承認され、対応が進行中です。
- Resolved(解決済み):まだ未解決のインシデントの課題が残っていますが、当面のリスクは軽減されました。
- Archived(アーカイブ):すべてのインシデントの課題が完了しました。チャネルとインシデント履歴は、ワークスペースを整理するためにアーカイブされますが、引き続き参照できます。
また、すべてのインシデントタスクの統合リストを表示して、完了したタスクと今後のすべてのタスクを一目で簡単に確認できるようになったそうです。タスクを複数のセクションに整理することもできます。
2.Microsoft Teams MeetingsプラグインがGAされました(CloudEdition、E20 Edition)
Mattermost v5.30のリリース情報でTeams Meetingsプラグインのベータ版を紹介しましたがGAされました。
このプラグインを使用するとMattermostのチャネルまたはダイレクトメッセージからワンクリックでTeams会議の作成または参加ができます。
このプラグインはMattermost Cloud Professional/Entriseerp editionsまたはE20 Editionのプラグインマーケットプレイスで利用することができます。
Microsoft Teams Meetingsプラグインのドキュメントはこちらを参照ください。
3.セルフサービスの更新(E10 Edition、E20 Edition)
Mattermostは、クレジットカードを使用してオンラインで自己管理型のE10またはE20ライセンスサブスクリプションを更新する機能を導入しています。
この機能により、システム管理者は営業担当者に連絡することなくライセンスを更新できます。更新プロセスはカスタマーポータルで行われ、完了するまでに数分しかかかりません
4.カスタムの折りたたみ可能なチャネルカテゴリの一般提供(すべてのエディション)
ベータ版で提供されていた実験的なサイドバー機能がカスタムチャネルカテゴリとしてGAされました。
チャネルをドラックすることで整理することができます。折りたたみ可能なサイドバーも一緒に提供されます。
サイドバーを自分専用にパーソナライズすることで、生産性を向上させ、重要なことに専念で切るようになりますね。
カスタムチャネルカテゴリ機能を使用すると、エンドユーザーは次のことができます。
- サイドバーにカスタムカテゴリを作成して、チャネルをグループ化します。各カテゴリを手動(ドラッグアンドドロップ)で並べ替えるか、アルファベット順に並べ替えるか、最近のアクティビティで並べ替えるかを選択します。カテゴリを折りたたむか、ミュートしてノイズを制御します。
- ワンクリックでビューをフォーカスして、サイドバーに未読チャンネルのみを表示します。または、サイドバーの上部にある未読チャンネルを別のカテゴリにグループ化することを選択します。
- ミュート、既読としてのマーク付け、移動、優先など、サイドバーから直接一般的なチャネルアクションにアクセスすることで、生産性を高めます。
カスタムチャネルカテゴリ機能の詳細はこちらを参照ください。
補足
本記事では、バージョンアップに関してのすべての変更内容は記載しておりません。変更内容の詳細については公式のリリースをご確認してください。
- release-v5-32-feature-release
- Mattermost v5.32 is now available
- Organize your sidebar with custom, collapsible channel categories
カスタムの折りたたみ可能なチャネルカテゴリの機能は、Mattermostとしても力を入れている機能ですね。
詳細については検証していきたいと思いますので、弊社のブログでも後日ご紹介予定です。