はじめに
Mattermost v5.39.0がリリースされました。
v5.39は「Quality Release」となっておりますので、バグ対応等の品質改善の変更のみとなります。残念ながら、今月は新機能の追加はありません。
そして、いよいよ来月(2021年10月)に、メジャーバージョンアップであるMattermost v6.0 のリリースがあるようです。楽しみですね。
それでは今回の更新情報についてお知らせいたします。
Mattemostの導入検討や新機能のキャッチアップにお役立てください。
本記事では、バージョンアップに関してのすべての変更内容は記載しておりません。変更内容の詳細については公式のリリースをご確認してください。
アップデート内容の紹介
1.返信スレッド折りたたみ機能の改善( All Edition )
返信スレッド折りたたみ機能は、Mattermost v5.37以降でベータ版として利用可能になりました。まだ、既知の問題がいくつか残っておりますが、GA(Generic Available)に向けて大幅にバグ修正を実施しています。この機能を利用している場合は、バグ修正を適用するために v5.39 へアップデートすることをお勧めします。
この機能は2021/4Q (2021年10月~12月) に GA(Generic Available) してリリースされる予定とのことです。
2.プラグインの更新
プラグインの更新がいくつかご紹介されています。
Webex v1.2
ビデオ会議などの機能を提供するCisco Webexとの連携プラグインについて、Linuxクライアント向けのmeeting urlの改善などいくつかの修正が行われています。(mattermost-plugin-webex:release 1.2.0)
Gif Commander v2.1
こちらは以前にブログ(Mattermost GIF Commands プラグインってどうなの?)紹介した機能ですね。いくつか細かい修正があったとのことで紹介されていました。(mattermost-plugin-giphy:release v2.1.0)
今後のアップデート
Mattermost v6.0が10月にリリース
いよいよ2021年10月にMattemost が「v6.0」にメジャーバージョンアップがリリースされます。
Mattermost v6.0 では、いままでベータ版であった機能が、GAとしてリリースされます。
- Archived Channels:アーカイブされたチャンネルの表示・検索機能
- Compliance Exports(E20):コンプライアンス向けのエクスポートデータ機能
- Custom Terms of Service(E20):カスタム利用規約機能
- Guest Accounts(E10/E20):ゲストアカウント機能
- mmctl:Mattermost管理CLIツール
- Additional System Admin Roles(E20):システム管理者のロール管理機能
- Plugins:プラグイン機能
また、非推奨になる機能もございます。詳細については、こちらのブログをご覧ください。
アップデート時の注意点
v6.0へのアップデートの際に、DBのマイグレーションが実施されます。マイグレーション処理は時間がかかる可能性があります。マイグレーションの結果分析がまとめてありましたので、作業時のご参考に(Mattermost v6.0 DB Schema Migrations Analysis)
ディスクトップアプリのバージョン5.0のリリース
Mattermost v6.0 のリリースに合わせて、ディスクトップアプリもv5.0がリリースされます。ディスクトップアプリ・モバイルアプリともに下位互換性はあるようで、Mattemost v6.0でも利用可能ですが、最新版を利用することが推奨されております。