はじめに
Mattermost v6.5がリリースされました。
本記事では、バージョンアップに関してのすべての変更内容は記載しておりません。変更内容の詳細については公式のリリースをご確認してください。
本バージョンでの新機能等の情報についてご紹介していきます。
Mattemostの導入検討や新機能のキャッチアップにお役立てください。
アップデート内容の紹介
1.Channels: カスタムグループ ベータ版 (Professional/Enterprise)
一度の複数のユーザーにメンションを送信することができるカスタムグループを作成できるようになりました。利用にはシステムコンソールで、グループを有効にする必要があります。
チーム名の右の「+」をクリックし、「Create New User Group」をクリックします。
グループ作成画面が表示されますので、「Name」「Mention」「メンバー」を入力し、グループを作成します。
@メンションで作成したカスタムグループを指定して、同時に通知することができます。
1.Channels: チームをまたぎのチャンネル検索が可能に
[Ctrl] + [k] のショートカットキーで開くことのできる「チャンネル検索」ダイアログにて、チームを跨いでチャンネル検索することが可能になりました。チャンネル検索からチームを横断的に移動することもできるようになります。
※チャンネルの右側にチームが表示されます。
2.Playbooks: 複製、エクスポート、およびインポート
既存のPlaybookを複製・エクスポート・インポートが可能になりました。エクスポートはjson形式で出力されます。
エクスポート・インポートを組み合わせて、Playbookのバックアップ、または、他のMattermostインスタンスへの移行して利用することが簡単にできるようになりました。
3. Boards: 共有ボードUIの改善
Boardsの共有リンクを取得するUIが改善されました。
Board画面の右上の共有(Share)をボタンで設定することができます。
共有ボタンを押すと、内部向けのリンクを作成する画面と、Mattermostユーザがなくても読み取り専用の公開リンクを作成でき画面が表示されます。画面はタブで切り替えることができます。(日本語にしていると若干ボタンが長くなり切れてしまうようです。)
また、読み取り専用の公開リンクを作成した場合、システムコンソールのプラグインの設定を変更する必要があります。
4.Boards: チャンネル作成時にボード作成リンクが追加
チャンネル作成時のメッセージに、「ボードを作成する」のリンクが表示されるようになりました。
5.Boards: インポート機能のためのヘルプメニューの追加
Trello・Jira・Notion・TodoistなどのツールからBoardsへデータをインポートする際の手順に関するドキュメントへのリンクが追加されました。
Boardsの「設定」-「Import」メニューから表示することができます。
6.統合機能:Atlassian Bitbucket Cloud
Atlassian社のGitリポジトリ管理ツールであるBitbuket CloudとMattermostを連携させる統合機能がリリースされています。
毎日、ログインした際に対応が必要なプリリクエストやメンションなどの通知できるとのことです。
インストール方法などは詳しくはこちらを参照ください。
7.統合機能:Configuration Wizard
管理者がMattermostとJira、GitHub、Zoom、およびGitLabを初めてインストールした後、セットアップための構成ウィザードが開始されます。
8.統合機能:GitHubプラグインv2.1アップデート
Mattermost GitHub Plugin v2.1がリリースされました。プラグインの詳細については、こちらをご覧ください。
9.プラットフォーム:ワークスペースの最適化
Mattermostが適切な設定で運用されているかを判定し、NGの場合に、推奨する設定方法を提案するダッシュボードが追加されました。
ワークスペースの最適化について詳しくは、こちらをご覧ください。
10.プラットフォーム:改善されたオンボーディングツアー
初めてMattermostにアクセスした際に表示されるオンボーディングが、Board/Playbookでも表示されるようになりました。
11.ペルシア語の正式サポート
Mattermostは現在21の言語で利用可能です。今後も多言語への取り組みをコミュニティで行っていくとのことです。
以上、Mattermost v6.5のアップデート内容をご紹介でした。