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元ユニクロ監査役 安本隆晴氏のセミナー体験談

はじめに

本日、京都の島津製作所本社にて、安本隆晴氏のセミナーに参加し、会計思考の重要性とその実践について深く学ぶことができました。

安本氏は、公認会計士としての豊富な経験を持ち、特にユニクロの成長を支えた実績から、「会計思考」が企業経営に与える影響を具体的に語ってくださいました。

なぜ、京都のセミナーまで行ったのか!?

実は、数ヶ月前に友人との会話の中で、

「ユニクロの本を読んでいて、久々にエピソードを含め生々しい本となっており、読み応えがあるんだよね〜」
「特に、長年携わっていた会計士のの方が、変革期に参謀として大活躍されており、やっぱこういったプロ人材が必要ですよね〜」

という話をしている中で、来月安本氏のセミナーを京都で開催する予定があるからおいでよ!となり、
わかりました!行きます!となったという経緯です(笑)

やっぱタイミングや人との関係性によって引き寄せられますよね、こういうのは。

柳井氏との出会いとは?

まず、安本氏がユニクロとの関わりを持つことになった経緯は非常に興味深いものでした。

1990年、当時の小郡商事(現ユニクロ)の柳井社長からの熱心な依頼を受け、経営コンサルタントとして参画されました。
柳井社長の強い志と情熱に共感し、共にチャレンジする決意を固めたというエピソードは、ビジネスにおける人との出会いと信頼関係の大切さを再認識させられました。

ユニクロの急成長の背景には、会計思考の導入が大きな役割を果たしていたことが印象的でした。

フェーズによって、リソースの掛け方や優先順位は変わってくるということ。

さらに、会計思考を持つことで、社員一人ひとりが「自分株式会社の経営者」としての視点を持ち、自律的に行動するようになるとのお話は、組織全体の生産性向上に直結するものであり、非常に共感しました。

会計思考を身近なものにするためには?

大前提として、
「仕事ができる人(=結果を出して成果を出している人)」には共通点があり、物事を数字で考えることができる。
つまり、数字という物差しを持ち、行動して、客観的に公平に評価をする仕組みを持っている。

ビジネスの中では、KGI(一番達成するゴール)を設け、KPI(進捗を管理する項目)を数字として明確に定義し、推進する必要性を改めて認識できました。

ただし、数字を絶対視するのではなく、提案思考を持つことで、柔軟な発想と積極的な行動が促進されるという点も、現代のビジネス環境において重要な視点であると感じました。

そもそも、なぜ決算書がわかる必要性、目的とは何か?

それは、大きく3つの視点がある。

  • 経営者の成績表である
  • 関係者に儲かっているか、信用できるか、と判断する基礎資料
  • 上場企業の株式投資をする上でなくてはならない参考資料

ただし、会社の決算書は、大企業になると数字が大きくなりすぎるので、実感値を持てなかったり、遠い存在のように見えたり、なかなか難しいな、といった思考になりがちになったりしますよね?(私もそのひとり....)

ただ、その全体の数字を、「一人当たりの決算書」にして見てみると、とても身近に感じられるようになる。という思考法は確かに!と思いました。

また、会社を成長させ、事業を育てていくためには、「問い」を正しく立て課題解決に向けて進めていく。手法についても学びがありました。

トヨタの決算書をもとに、一人当たりに割った実績を共有していただけたのですが、過去の決算にはなりますが、営業利益は1.2百万、現金残高は5.4百万と一気にスケールが変わります。

定期的に仕事の棚卸しをして、徹底して無駄をなくしていくことであったり、PDCAを着実に回す、計画に対して実績をしっかり評価する。

そして、チームを動かして成果を出すわけなので、メンバーに腹落ち、納得感を持って動いてもらう必要がある。

その時に注意することは、伝え方として、

「どういう成果を出し、どういう世界というか、良いことが起こるのか、を想像してもらう」必要があるため、

やはり上司と部下のコミュニケーションの仕方、伝え方は重要だなと再認識しました。

50:50の割合で、話し合い、コミュニケーションができるように注意していきます。(とにかく喋ってしまうんですよね・・・)

安本氏のユニクロでの学び、何をやってきたのか。

特に、柳井社長からの学びはとても参考になったので、以下写真を残しておきます。

個人的には、失敗はつきもの。失敗から逃げず、めげず、学んでいくことが重要だな、と強く思いました。

柳井氏はそもそも新商品の投入の時は、売れるわけない。と臨まれるようです。
そう考えた方が、どっしり構えられるし、ちょっとしたことで一喜一憂しないということでなのだと理解しました。

安本氏が主宰する「未来経営塾」では、経営者同士が自社の課題を共有し、解決策を模索する場を提供しているとのことです。

他者との交流や多様な知識の吸収を通じて、人間力を高めることの重要性を強調されており、私自身も積極的に他者との交流を深め、視野を広げていきたいと感じました。

優れた経営者の共通点として、誠実さ、公平性、強いリーダーシップ、高い志と明確なビジョン、自身を客観視する能力などが挙げられました。

これらの要素は、経営者としてだけでなく、ビジネスパーソン全般に求められる資質であり、自己研鑽の重要性を再認識しました。

ビクッとしたのは、自分の周りにはイエスマンばかり置くと、「自分の器」以上にはなれない。という内容。確かに納得です。

改めて、大局的に考えて、人材採用+人材育成を考えていかないといけないと思いました。

今回のセミナーを通じて、会計思考の重要性とその実践方法について深く理解することができました。

今後の業務において、学んだ知識を活かし、自己成長と組織全体の生産性向上に向けて努めていきたいと強く感じました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

そして、友人の林さん、お招きいただき、感謝しております!!

代表 安芸


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