こんにちは、matsuです。
弊社はWeb5.0推進協議会の会員であり、毎月開催されているミニセミナーに参加しています。
通常は弊社代表が参加していますが、今回は都合がつかず代理で私が出席しました。
簡単ではありますが、当日の内容を皆様に共有したいと思います。
はじめに
Web2.0、Web3.0は聞いたことがある人も多いかもしれませんが
Web5.0 とは?
という方はリンクからHPを参照いただければと思います。
会員数も増えてきておりこれからますます活発に活動していくと思われます。
1.荏原製作所の AI 戦略
株式会社荏原製作所の 王宇坤 様から、同社のAI戦略についてお話を伺いました。
偶然ではありますが、荏原製作所については以前から知っておりました。
ただし、ポンプや送風機を製造している会社という認識しかなかったため、ITさらにはAIに関するお話を聞いて驚きました。
私の認識不足で申し訳ありません。
王様には自社のAI戦略について多くのことをお話しいただきました。
その中で特に興味を持ったのが「暗黙知」についてです。
これは日本の会社に限った話なのか、あるいは世界共通のものなのか、私には分かりません。
長年、私はシステム開発に携わってきましたが、システム開発というものは本来、共通の進め方があって当然であると思っております。
これまで様々な現場を経験してきましたが、それぞれの文化は良い意味でも捉えられます。
しかし、時には独自ルールとも言える、「え?なんで?」と思うような慣習があり、慣れるまでに苦労したことも多々あります。
「言わなくてもわかっているよね」とか「そんなことも知らないの?」といった感じで、独自ルールがあたかも世界の共通ルールであるかのように求められることもありました。
このような暗黙の知識を言語化し、AIに組み込むことができれば、さらに良い結果が得られるのではないかと思っています。
そうすることで、AIは我々の良きパートナーとして歩調を合わせ、共に進んでいけることでしょう。
2.AI ロボットの実用化とその展望
次に、東京大学名誉教授の 佐藤知正 様からのお話がありました。
主に災害救助用のロボットに関する内容です。
3.11の際、それまで期待されていた国産の災害救助ロボットがあまり役に立たなかったという背景があり、これまでのやり方に対する課題への回答例として話が進められました。
具体的な違いを説明すると、従来は災害を想定し、その想定に基づいて動かすというものでした。
しかし、それでは実際の災害時にロボットが十分に機能しないこともありました。
そのため、普段から実用化し、さらに災害時にも役立つというアプローチに変えていく必要がある、というお話でした。
また、AIを駆使して災害のシミュレーションを繰り返すことでもAIの活用が進められています。
おわりに
今回、代理としてではありましたが、このセミナーに参加して良かったと思います。
業界の最前線で活躍する専門家たちから直接学ぶことができただけでなく、
同じテクノロジーに興味を持つ方々とのネットワーキングの機会も得られました。
また機会があれば参加したいと思います。